創業のきっかけ
1984年、故・初代所長の山田源一郎は、東京の目黒で小さな工房を開きました。当時、日本のアンティーク修復は、欧米の後追い状態で、本当に日本の伝統的な技法を継承する工房はほとんどありませんでした。
山田は幼い頃、父親の漆器店が火事に見舞われ、大量の作品が焼失した経験を持っていました。「あの時の損失は今も痛感しています。技術が保存されていれば、救える作品もあったかもしれません」と言っていた彼の言葉が、創業のきっかけとなりました。
以来40年、伝匠堂レストア工房は、日本国内外のコレクター、美術館、個人のお客様と向き合い、2,400件以上の作品を蘇らせてきました。金継ぎに代表される日本の伝統的な修復技法は、現在ではユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界中から注目されています。
私たちは常に言います。「修復は、単に物を売るのではありません。お客様の想いや記憶を未来に伝えるとても重要な仕事です」と。
哲学
私たちの想い
伝統と革新の融合
私たちは、400年もの歴史を持つ日本の伝統的な修復技法を守り伝えると同時に、最新の保存科学の成果も積極的に取り入れています。金継ぎ、漆の再塗、染織品の染色など、一つ一つの技法に長年培ってきた技術と知識があります。
作品への敬意
すべての作品は、長い歴史を持っており、その所有者様の想いや家族の記憶が宿っています。だから私たちは、どんな小さな傷も見逃さず、その本来の美しさを最大限に引き出すことに全力を尽くします。
次の世代へ
私たちは、修復した作品が長期的に美しく保たれることにも責任を負っています。適切な修復と管理により、次の世代にわたって作品の美しさを伝えることが私たちの使命です。
職人
匠の職人たち
各分野の第一人者が、あなたの大切な作品を預ります。
田中 誠
家具修復担当 · 30年の実績
山本 春の
漆器修復担当 · 25年の実績
鈴木 美咲
染織品修復担当 · 18年の実績
渡辺 猛
金工品修復担当 · 22年の実績
認証
認められた品質
国内外の美術館・機関との取引実績
東京国立博物館
所蔵品の状態管理・修復業務を担当。年間50件以上の修復実績。
京都国立博物館
国宝・重要文化財の修復にも関わる高度な技術力が認められています。
ユネスコ協力機関
無形文化遺産の保存・修復活動に貢献。国際的な修復技法の発展にも尽力。